フレイルの状態は健康と要介護の状態の中間に位置し
悪くなった状態とイメージしますが
諦めることはなく対応次第ではどちらにも移れる状態とも言えます。
しかし
現状を理解し受け入れなければ
状態が悪くなり悪循環からは抜け出すことができなくなります。
それが
フレイル状態の悪循環
加齢により活動量が減少すると→筋力が低下します。
筋力が低下しエネルギー消費量が少なくなると→食欲が減退していきます。
食欲がなくなり食事の摂取量が減ると→必要なたんぱく質などの摂取が減り低栄養となりますます筋力が落ちていきます。
さらに活動量の低下に伴い外出機会が少なくなることで、対人関係が億劫となり社会的交流の減少に繋がっていきます。
このような悪循環を「フレイルサイクル」と言います。
悪循環に至り何の対応も出来なければ
要介護の状態となり健康寿命という枠組みから外れてしまいます。
プレフレイル、フレイルになっている方も早期に分かり
対策することで「健康」な状態に戻ることが出来ます。
フレイル対策
1.食事、栄養はバランス良く、たんぱく質を積極的に摂取しましょう。
ごはん(主食)、肉や魚(主菜)、野菜(副菜)、汁物をバランスよく摂り
筋力の低下が気になる方は肉、魚、卵、大豆製品などたんぱく質を
積極的に摂るよう意識しましょう。
2.無理のない程度の運動や体操を毎日続けましょう。
「痛みがない」「次の日に疲れが残らない」「体調が悪い日は控える」
など無理とならないよう継続することが大事です。
3.長く自分の歯を残す
「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」
8020運動で楽しい食生活を。
4.積極的に社会参加をしましょう
ガーデニング、散歩、地域の活動、買い物
など、積極的に外出すると活動範囲が広がります。
まとめ
適度な運動・バランスの取れた食事・積極的な社会参加をすることで
健康寿命を延伸させることが出来ると思われます。
毎日少しずつでもいいので、継続することが大事です。
習慣化があなたの人生を変えます。